筋トレをするにあたりビタミンは必要な栄養素なのか?仮にビタミンが必要だった場合、どのような効果があって、どのように摂取するのがよいのか?といった疑問を持たれている方向けにビタミンについて、まとめました!通常の食事でカバーできることが多いため、あまり話題には上がりませんが、非常に重要な栄養素です。しっかり効能を把握しておきましょう!
筋トレのためにビタミンを摂取する必要があるか?
結論から申し上げると、あります!
ビタミンは糖質や脂質のようにエネルギー源になるものでもなく、タンパク質のように体を構成するものでもありませんが、ビタミンは体を調節する役割を担っています。
筋肥大のために、タンパク質や脂質を十分な量摂取したとしても、ビタミンが不足している場合、栄養をうまく吸収できず、筋肉合成などに利用できません。そのため、ビタミンは必ず必要な栄養素です。
ビタミンは脂溶性ビタミン(ビタミンA、D、E、K)と水溶性ビタミン(ビタミンB群、C)に分類されます。
水溶性ビタミンは蓄積性がなく、余分に摂取した分は尿として排泄されます。そのため、毎日コンスタントに摂取する必要があります。
トレーニーが摂取すべきビタミン
ビタミンB1
ビタミンB1に期待できる効果
ごはん、パン、麺などの主食やスイーツなど、糖質を多く含む食品を食べる時には、ビタミンB1も同じだけ摂取する必要があります。糖質は身体を動かすエネルギー源ですので、エネルギー源をしっかり代謝させるためには、エンジンオイル(VB1)が欠かせません。
ビタミンB1を十分に摂取できていないと、エネルギー源は確保できても、体内でエネルギーに変えることができず、体脂肪として蓄積されてしまいます。また、筋トレ時にはパワーがでないため、思うように筋肉に負荷を与えられない、筋修復に必要なエネルギーを確保できないため、筋トレの成果が現れにくいといった悪循環に陥ってしまいます。
筋トレの成果のためにも、糖質の摂取と同時にビタミンB1を補うことを忘れないようにしましょう。
ビタミンB1を摂取できる食材
玄米、大豆製品、豚肉、ハム、たらこ、青のり、こんぶ
ビタミンB2
ビタミンB2に期待できる効果
脂質をエネルギーに変える時、ビタミンB1に加え、ビタミンB2も利用されます。脂質を摂取したときはビタミンB2を意識的に摂取することで、ビタミンB1の利用が節約され、糖質代謝にビタミンB1を存分に利用できることになります。
また、体脂肪を燃焼させたい場合もビタミンB2を摂取することがおすすめです。ダイエットや減量中の人も意識してみましょう。
ビタミンB2を摂取できる食材
牛乳、チーズ、うなぎ、さば、たまご、納豆、レバー、まいたけ、のり
ビタミンB6
ビタミンB6に期待できる効果
食事からのタンパク質摂取、プロテインの利用などでタンパク質を摂り入れたあと、自分の体に作り替える時にサポートするのがビタミンB6です。
主食となる米にも含まれるため、一般的には不足する心配はありませんが、筋トレ時にタンパク質摂取量を増やしている場合は、ビタミンB6を多く含む食品を選んで同時に摂取することをおすすめします。
ビタミンB6を摂取できる食材
大豆、くるみ、まぐろ、さけ、いわし、鶏肉、米、バナナ、にんにく、ごま
ビタミンC
ビタミンB6に期待できる効果
ビタミンCは、抗酸化作用があるビタミンです。消化吸収が早い水溶性です。コラーゲンを合成する補酵素としての働きがあり、コラーゲンは腱や皮膚、血管壁といった結合組織の主要成分となっているため、筋肥大にも重要な働きを持ちます。
ビタミンCを摂取できる食材
アセロラ、ピーマン、キウイ、ブロッコリー、レモン
ビタミンE
ビタミンEに期待できる効果
ビタミンEは、抗酸化作用があるビタミンです。脂溶性のビタミンのため、抗酸化作用を発揮するまでにビタミンCと比較して、時間がかかります。ビタミンEは脂質にも作用するため、過酸化脂質の生成を抑制します。過酸化脂質は、活性酸素によって過度に参加された中性脂肪のため、身体に酸化ストレスを与えるため、ビタミンEがもつ抗酸化作用が重要となります。(酸化ストレスは、老化や免疫低下の原因となります。)
ビタミンEを摂取できる食材
煎茶、ひまわり油、とうがらし、アーモンド
ビタミンの摂取方法とおすすめサプリ
マルチビタミン(Dear-Natura)
トレーニーにとって重要なビタミンB1,2が豊富に含まれています。また60日分にも関わらず、443円(税込)とお得です。
ネイチャーメイド マルチビタミン(大塚製薬)
ビタミンがバランス良く含まれていますが、特にビタミンC・Eが含まれています。抗酸化作用を重視したい方にはおすすめです。
DHC マルチビタミン
ビタミンがバランスよく配合されています。Dear-Naturaの製品と異なり、
β-カロテンが含まれているので、抗酸化作用を重視したい方にはおすすめです。
筋トレに関るビタミンまとめ
ビタミンについて、まとめてきましたが、いかがだったでしょうか?
忘れがちですが、トレーニーにはプロテイン以外にもビタミンの摂取が必要です。ビタミンB1,2,6を中心に意識的に摂取していきましょう!